アル・ミテイル ~10億分の1の奇跡を~

まっさらな心で世界を感じると宇宙の本質がみえてくる

②観察する方法 ~言葉で表現せずに・感じてみる~

 

こんにちは。
アル・ミテイルです。

前回の「①自分を観察!」の続きです。


「自分を観察する」とは、
どのようにすればいいのでしょう?
ここでは、私が実践してきた方法をお伝えします。

自分を観察する方法は、とてもシンプルです。

 ・ただ、感じる。
 ・自分の反応を認識する。

もう少し、具体的に説明しますね。

 

★★★ ただ、感じる ★★★

判断しない。言葉で表現しない。
例えば、目の前に「夕日が沈む海」があったとします。
この景色を眺めて、
「わあ!!夕日が、オレンジ色で、美しい!最高!」と、言葉で表現しない。
ということです。

空間には、様々な情報が漂っています。
「言葉」にしてしまいますと、
その部分だけを切り取り、決めつけて、
決めつけたものを受け取るだけと、なってしまいます。

「夕日」「オレンジ」「美しい」「最高」は、
1つの表現に過ぎません。
また、その言葉の意味も、人それぞれ異なります。

目の前の景色全体には、
海の香が漂っていたり、波の音が響いていたりするかも知れません。

ですので、ただ、ただ、漠然と感じているだけにします。
目ではなく、胸のあたりで、景色を眺めている感じです。

「この景色は良いなあ」
「この景色は最悪だなあ」と、
善悪も判断をしないようにします。

目で見えるもののほか、
耳に聞こえてくる音、
肌に触れる感触、気温、振動、
味覚、
などを、ただ、感じてみましょう。

 

普段の生活の中で、
言葉で表現したり、「判断」したりしていくことは、
危険から逃れるための人間の本能です。
ですので、「ただ、感じる」ことが、初めは難しいかもしれません。

最初の内は、単発的に、
「暑い!」と思ったら、「暑い」と言葉にしないで
「その温度を感じてみる」「肌への感触を感じてみる」など
少しづつ、挑戦してみるといいかもしれません。

 

★★★ 自分の反応を観る ★★★ 

例えば、出来事が起きた時に、
自分が、「どう思うのか」「どう動くのか」など
自分の反応を観てみます。

 

例えば
『ワンワン!(犬が吠えている)』
という現象があったとします。

ステップ①
湧き上がってくる「感情」に気がつく。
かわいい・こわい・うるさい・何も思わない など
なるほど、自分は、このような感情が湧き上がるんだね。(おしまい)

気づいたことを意識するため
「ありがとうございます」と、
心の中で唱えると終了しやすくなります。

ステップ②
「感情が湧き上がってくる感覚」に、
気がつくことに慣れてきましたら、
湧き上がってくる感情について
かわいい・こわい・うるさい・何も思わない などの
言葉で表現せずに、
ただ、ただ、感じているだけにします。

 

体に、反応が出ている場合もあります。
モヤモヤしたり、痛みがあったり。
それらも、ただ、ただ、感じているだけにしましょう。

「この感じ方では、ダメなのでは?」と
良し悪しの判断もしないようにします。

 

ポイントは、例えば、「うるさい」と湧き上がった後に、
いろいろ考えを進めないことです。

例えば、

『うるさいなあ。どこの犬だろう。
 オスかなメスかな。
 お腹が減っているのかな。
 飼い主はちゃんとご飯を与えているのかな?
 うるさくて勉強ができないよ・・・』

と、思考を進めず、
「うるさいなあ。」(おしまい)
と、最初の時点で終了します。

※文章にするために
「うるさいな」と言葉を書きましたが、
言葉にしないで、感覚を感じてみます。
体がモヤモヤしたり、痛みが出たりするなど、
体の一部が反応している場合もあります。

ステップ③
だいぶ慣れてきたら、あえて止めずに、
湧き上がる思考や感覚を、判断しないで観ているようにします。
すると自ずと、思考や感覚が終了します。

 

・・・・・

やや話は逸れますが、
「うるさい」が出てくるたびに、
気がつく・感じてみる
を何回も、何回も繰り返していくと、
「うるさい」が、湧き起こらなくなり、
『ワンワン!』の現象も消えていくようです。

※犬が自然に鳴き止むことはあります。
 あくまでも、思考が無くなると
 現象も消える、という例えです。

 

また、以前、私が体験したことですが、
自分を観察している最中に、
両足の太ももがうずく感じがしてきて、
あるがまま、判断しないで、しばらく観察していましたら、
太ももの細胞全部から、何か込み上げてくるものがあり、
それは、発狂めいた叫びとなりました。
誰かに聞かれるのでは、と気にする気持ちより、込み上げる何かのほうが強く、
抑えきれずに、叫ばずにはいられませんでした。
太ももが記憶している!肉が記憶している!
そんな印象が残りました。
発狂のように叫んでいても、それを観ている冷静な私もいます。

・・・・・

話を戻しまして、
自分を観察していると、
反応している自分にも、気がついていきます。
「あ、今、反応した。反応して体が動いた。」と。

例えば、SNSの記事をみて、
反応している自分に気がつきつつ、「いいね」を押す。
例えば、大声で怒鳴る声が聞こえて、
自分が怒られた訳でもないのに、
身体が、キュッと委縮した。と気がつく。

ほか、反応するパターンを観察する視点として、
・どのような言葉に、どう反応するか。
(嬉しい・腹だたしい・悲しいなど)
(そう言われて、どのような思考が湧くのかなど)

・他人の動作を見て、どう反応するか。
(何も思わない・嬉しい・イライラなど)
(その動作を見て、どのような思考が湧くのかなど)

 

★★★★★★★★★★

自分を観察していると、
自分の意志で、思考をしているのか、体が動いているのか、
無意識からの思考なのか、他人の感情なのか、
無意識で体が動いているのか、
違いも分かってくるようになります。

そして、
今、生きている、この土台・地球・世界を
まっさらな心の目で、観ることができ、
新たな発見をすることでしょう。

このように違いが分かってくると、
1つの現象として、
「メッセージ」「お知らせ」が、目の前にあることに、
気がつくようになります。

「メッセージ」「お知らせ」を受け取るために、
自分を観察して感覚を磨くわけではないのですが、
副産物として、そのような現象が現れる、
と、考えていただければと思います。

 

それでは、次回からは、そのお話をしていきますね。