こんにちは。
アル・ミテイルです。
もし、消えていく日が、
「不意に訪れている」ものではなかったとしたら―――?
前回からの続きです。
①滅する感覚とは?
②気配が遠くに感じる
事前に、いくつもの「お知らせ」がやってきます。
ここでは、私の実体験から、
「お知らせ」の例を書いていこうと思います。
初めて「それ」を感じたのは、中学3年生の時でした。
※②気配が遠くに感じる
今回は ③似ているな、と脳裏に浮かぶ です。
大学の友人のこと。
大学を卒業してから、数年後の春、
東京に遊びに行った時に、
ふと、R君を思い出しました。
「そうだ、R君と今晩飲みに行こう。」
公衆電話から電話。
私
「あ、もしもし、R君、久しぶり。
今、東京に来たから、今晩、飲みにいかない?」
R
「あー、残念やなあ、
今日は、おねえちゃん(彼女?)と、夕飯食べに行くねん。
あと、そろそろ、実家に帰ろうと思ってる。」
私
「えー!? 実家に帰るのお!?」
R
「帰ったら悪いんかい!!そろそろ…。おかんも心配するだろうし。」
私
「そうなんだー。じゃ、また今度ね!」
・・・・・
そして、この4ヶ月後の夏、
ひとり、新しい友達ができました。
何も違和感なく、自然と友達になり、
地元の夏祭りに出かけたり、遊びに行ったりしました。
ある日、その友達がギターを弾き、歌を披露してくれました。
肩まで伸びるサラサラな髪、
ギターを抱くように弾く姿…
「なんだか、R君に似てるなあ。」
その友達を見ながら、R君のことが脳裏に浮かんできます。
目の前の友達よりも、R君のほうに、気をとられています。
R君も、大学時代、よくギターを弾いて歌っていたっけ。
ずーっと、R君のギターを弾く姿が、脳裏から離れませんでした。
・・・・・
数週間後、秋のある日。
突然、大学の先輩から電話がありました。
「Rが亡くなった」と。
亡くなった日と、電話がきた日は、異なっていて、
電話は、数週間、遅れてかかってきました。
亡くなった時期は、ちょうど、
友達のギターを弾く姿が、
完全にR君に見えていた時の数日後のようでした。
R君が、頻繁に、脳裏に浮かんできていましたので、
この連絡を聞いた時、
動揺すると同時に、
公衆電話からかけた時、顔だけでも合わせておけば良かった、と
後悔の念も湧くと同時に、
「そういうことだったんだ・・・」と、冷静な私がいました。
公衆電話で会話したことが、
R君との最後の会話になってしまいました。
※名前のアルファベットは、本人の名前とは異なる文字を使用しています。
下の小冊子に、
他3つの事例を通じて、お知らせの傾向をまとめました。
個人、個人で、感じ方は異なると思いますが、
自分を観察したり、この事例を参考にしたりすれば、
消えていく日が「不意に訪れる」という感覚が少なくなり、
冷静に、その時を見守ることができるでしょう。
みなさんの心へのショックを和らげる助けになると思います。
どうぞ、ご覧ください。
【関連記事】
④夢で伝えてくる
①滅する感覚とは?
②気配が遠くに感じる
※※メッセージの受信パターン7つを事前に読むと理解が深まります。
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自分を観察していると、
様々な感覚が、研ぎ澄まされていきます。